台北のかき氷おすすめ5選!夏の人気店と冬も楽しめる名店

台湾グルメ

台北を訪れるなら、一度は味わっておきたいのが「台北のかき氷」です。中でも、新鮮な台湾産マンゴーをたっぷり使ったマンゴーかき氷は、暑い季節にぴったりのご当地スイーツとして、多くの観光客に愛されています。この記事では、台北駅や台北101など主要観光地の近くで立ち寄りやすい店舗から、冬でも楽しめるかき氷の提供店まで幅広くご紹介します。

また、冰讚(ビンザン)や辛発亭といった有名店をはじめ、カスタマイズが楽しいSnow Bro、ミルク氷の口どけが評判のMR.雪腐、地元感が味わえる穴場・撞記など、個性豊かな人気店を厳選。さらに、かき氷が食べられる時期や季節ごとの価格相場、マンゴーの名産地「玉井」産の魅力まで解説しています。

台北 かき氷を本気で楽しみたい方に向けて、知っておきたい情報をギュッとまとめました。食べ歩きの参考に、ぜひ最後までチェックしてみてください。

  • 台北でマンゴーかき氷が人気の理由と食べられる時期
  • 有名店や穴場店などおすすめのかき氷店の特徴
  • 台北駅や台北101周辺で行きやすい店舗情報
  • 冬でもかき氷が楽しめる店舗や価格相場の目安

台北 かき氷を食べるなら外せない名店特集

夏の定番マンゴーかき氷の魅力とは

夏の台北を訪れるなら、ぜひ一度は味わいたいのがマンゴーかき氷です。
このスイーツが人気を集める最大の理由は、新鮮な台湾産マンゴーを惜しげもなく使っている点にあります。

台湾では5月から9月頃までがマンゴーの旬とされ、特に6〜7月は収穫の最盛期。完熟マンゴーが豊富に出回り、糖度が高く香りも豊かです。そうした果実を大ぶりにカットし、氷の上にたっぷり盛り付けることで、贅沢感と満足感を同時に楽しむことができます。

加えて、氷の種類も独特です。口どけの良いふわふわタイプから、日本の夏祭りで見かけるようなシャリシャリ食感まであり、店舗ごとに工夫が凝らされています。練乳やマンゴーソースといった甘さの異なるトッピングも自由に組み合わせられるのも魅力です。

ただし注意点としては、観光シーズンと重なるため人気店では行列ができることや、旬を外れると価格が高くなるケースもあります。そのため、事前に営業期間や価格帯を確認しておくと安心です。

このように、旬の果物を使ったマンゴーかき氷は、台北の夏を象徴するスイーツと言えるでしょう。

台北 かき氷の有名店「冰讚(ビンザン)」

台北で「かき氷」と検索したとき、真っ先に名前が挙がることが多いのが「冰讚(ビンザン)」です。
観光客はもちろん、地元の人々にも長年愛されている有名店です。

冰讚の最大の特徴は、マンゴーが旬を迎える期間のみ営業していることです。毎年4月中旬から10月末までと限定されているため、営業開始を待ちわびて訪れるリピーターも少なくありません。

人気メニューは「芒果雪花冰(マンゴー雪花氷)」。ミルクを凍らせて削ったふわふわの氷に、完熟マンゴーをたっぷりトッピングし、さらにマンゴーソースと練乳がかかっています。全体として甘すぎず、さっぱりとした後味が特徴です。

また、プリンのトッピングも人気があり、現在はプリン付きのメニューも提供されています。日本語メニューもあるため、言語の壁に不安がある旅行者でも安心して注文できます。

一方で、非常に人気の高い店のため、昼過ぎには行列ができることが多く、売り切れ次第終了となる日もあります。早めの時間帯に訪れるのがおすすめです。

アクセスも良く、MRT雙連駅から徒歩圏内と観光ついでに立ち寄れるのも魅力の一つです。

カスタマイズが楽しい「Snow Bro」

「Snow Bro」は、台北永康街にある新感覚のかき氷専門店です。最大の特徴は、自分好みにカスタマイズできる点にあります。

このお店では、氷の種類、シロップのフレーバー、トッピングの組み合わせを自由に選べるシステムを採用しています。これにより、毎回異なる味のかき氷を楽しむことができ、何度訪れても飽きることがありません。

特に人気なのが、夏季限定の「芒果牛奶雪花冰」。これはミルク味のふわふわ氷に大きめのカットマンゴーと練乳をトッピングしたもので、マンゴーの甘さとミルク氷のまろやかさが絶妙にマッチしています。サイズが大小2種類から選べる点も、食べる量に応じて調整できるというメリットがあります。

ただし、初めて訪れる人にとっては選択肢が多いため、迷ってしまうこともあるかもしれません。その場合は、スタッフにおすすめを尋ねたり、定番メニューを選ぶと失敗しにくいでしょう。

「Snow Bro」はMRT東門駅から徒歩圏内にあり、観光地として人気の永康街エリアにあるためアクセスも良好です。自分だけのオリジナルかき氷を作りたい方にはぴったりのお店です。

元祖ふわふわ氷の「辛発亭」

台北で“雪花冰(ふわふわかき氷)”というジャンルを語るなら、「辛発亭(しんふぁてい)」を外すことはできません。
この店は、ふんわりとしたミルク氷を最初に提供し始めたとも言われており、「元祖」として知られています。

店名の「雪片」は、まさに雪のように薄く削られたミルク氷のこと。スプーンですくうと口の中でスーッと溶けるほど繊細で、氷そのものの味わいを楽しめます。代表的なメニュー「新鮮芒果雪片」では、完熟マンゴーの上に滑らかなミルク氷を重ね、さらにマンゴーソースと練乳をトッピング。フルーツの量は控えめですが、その分、氷の美味しさが際立ちます。

アクセスは士林夜市から徒歩数分と便利で、夜市グルメとあわせて訪れる人も多くいます。ただし、夜市周辺は常に混雑しやすいため、早めの時間帯に訪れるのがスムーズです。

また、抹茶やピーナッツ味など、ローカル好みのフレーバー展開もあるため、何度も通いたくなる魅力があります。台湾人の常連も多い、地元に根付いた名店です。

ミルク氷が絶品「MR.雪腐」

滑らかで濃厚なミルク氷を味わいたいなら、「MR.雪腐(ミスターシュエフー)」は見逃せない存在です。
台湾大学近くにあるこのお店は、学生を中心に人気を集めている、スタイリッシュで居心地の良いかき氷専門店です。

ここで提供されるかき氷は「雪果冰」と呼ばれるシリーズ。特に人気なのが「芒果feat牛奶」で、愛文マンゴーを丸ごと1個分使用し、氷にはミルク味とマンゴー味をミックスしています。とろけるような食感に加えて、マンゴーの甘みとミルクのコクが調和し、ひと口ごとに満足感が広がります。

特徴的なのは、氷のきめ細かさです。通常の雪花冰よりさらに口どけが良く、スイーツというよりも“デザートの芸術品”といった印象を受けるほどです。

一方で、店内はやや小さめで、週末や夕方は混雑しがちです。ゆったりと味わいたいなら平日の昼間が狙い目です。また、1人あたりの最低注文金額があるため、グループでの訪問時には確認しておくと安心です。

季節ごとの新メニューも充実しており、リピーターが絶えない理由がよくわかるお店です。

穴場で注目の「撞記」でゆったり

「撞記(ヂュアンジー)」は、地元の人が通うような雰囲気の中で、ゆったりとマンゴーかき氷を味わいたい人にぴったりのお店です。
近年SNSを通じて人気が高まり、隠れた名店として注目を集めています。

この店の「芒果雪花冰」は、オーダーごとにカットされる新鮮なマンゴーをたっぷり盛りつけた一品。ふわふわのミルク氷と一緒に味わえば、まるで南国のデザートを食べているような気分になります。以前はチョコスプレーのトッピングが特徴でしたが、2025年からはトッピングがシンプルになり、より素材本来の味を楽しめるようになりました。

他店に比べて行列が少なく、比較的すぐに席に着けることも多いのが嬉しいポイントです。観光客があまり知らない立地にありながら、近年ではインフルエンサーやYoutuberの紹介で徐々に知名度が上昇しています。

ただし、人気の高まりにより価格が少しずつ上昇している点や、混雑する可能性があることは留意しておきたいところです。

台北の有名店に並ぶのはちょっと苦手という方や、落ち着いた雰囲気で楽しみたい方にはおすすめの選択肢となるでしょう。

台北 かき氷を楽しむための基本情報まとめ

マンゴーかき氷が食べられる時期

台湾でマンゴーかき氷が楽しめるのは、おおよそ5月から9月ごろまでです。
その中でも6月から7月は収穫のピークを迎えるため、特に甘みの強いマンゴーを使ったかき氷が多く出回ります。

この時期には、愛文(アップル)マンゴーや金煌(ジンファン)マンゴーといった高糖度で香り豊かな品種が市場に流通しやすく、スイーツにも最適です。店によっては、旬の品種を使い分けながらメニューを提供しているため、訪れる時期によって味の変化を楽しめるのも魅力のひとつです。

ただし、4月下旬や10月以降になると、価格が高騰する傾向があります。これは、出始めや終盤のマンゴーは流通量が少なく、品質も不安定になりやすいためです。店舗によっては販売を控えたり、冷凍マンゴーに切り替えるところもあるため、最新の営業情報をチェックしておくと安心です。

特に「冰讚」や「辛発亭」などの人気店は、営業期間がマンゴーの旬に限られていることが多いため、訪問時期には注意が必要です。

冬も食べられる台北 かき氷の店

マンゴーの旬を過ぎても、台北では冬でもマンゴーかき氷を提供する店があります。
その背景には、冷凍技術の進化と輸入・品種の多様化があります。

冬でもかき氷が楽しめる代表的な店には、「思慕昔(スムージー)」や「百果園」などがあります。これらの店舗では、急速冷凍された高品質なマンゴーを使っており、旬の時期に近い甘さと香りを感じられる工夫が施されています。

例えば「思慕昔」では、愛文・金煌・土マンゴーの3種のエッセンスを使った氷に、マンゴーソルベを加えるなどして、季節を問わずマンゴーの風味を楽しめるスタイルを採用しています。

もちろん、冷凍マンゴーを使う以上、完全にフレッシュな食感を再現するのは難しいこともあります。また、仕入れ状況により冬季の提供を一時停止するケースもあるため、事前に確認してから訪れるのがおすすめです。

寒い時期でもかき氷が食べたい、あるいはマンゴーの味を年中楽しみたいという方には、こうした通年営業の店がぴったりです。

価格相場は200元前後が目安

台北でマンゴーかき氷を食べる際の価格は、現在では200元前後が一般的な目安です。
これは日本円でおよそ1,000円前後となり、スイーツとしてはやや高めの印象を受けるかもしれません。

背景には、使用するマンゴーの品種や品質、さらに物価の上昇があります。特に愛文マンゴーなどの高級品種を使ったものは、価格が200~250元に設定されていることも多く、観光地にあるおしゃれな店舗ではさらに高価格帯となるケースもあります。

一方、ローカルな店舗や夜市エリアでは、150元前後で提供している店も見られます。例えば「珍果水果室」や「台北順興冰果室」などは、比較的リーズナブルに楽しめる穴場です。

価格面で注意したいのは、見た目が豪華なメニューにはアイスやトッピングが追加されていることが多く、そのぶん価格も上がる点です。また、シーズン初期や終盤にはマンゴー自体が高価になるため、同じ商品でも時期によって値段が変動することもあります。

予算に応じて店を選ぶことが、満足度の高いかき氷体験につながります。

台北駅や台北101近くのおすすめ店

観光の中心地である台北駅や台北101の周辺には、立ち寄りやすく本格的なかき氷を楽しめる店舗があります。移動中や観光の合間にアクセスしやすい点は、旅行者にとって大きなメリットです。

まず、台北駅近くでおすすめしたいのが「果園先生 屏南商行(信義店)」。この店舗はデパートの地下フードコート内にあり、天候に関係なく快適に過ごせます。屏東産のマンゴーを使用したシンプルな雪花冰が特徴で、品質にこだわる方にも満足できる内容です。

一方、台北101に近いエリアでは、洗練されたカフェ風の店舗が多く見られます。その中でも「思慕昔(スムージー)」は永康街のランドマーク的存在で、101からタクシーや地下鉄で10分ほどの距離です。3種類のマンゴーエッセンスを使った氷に、マンゴーソルベと果肉がトッピングされた贅沢なかき氷が好評です。

なお、観光エリアにある店舗は価格がやや高めに設定されている傾向があるため、予算を意識しながら選ぶと安心です。利便性と満足度のバランスを重視する方には、これらの店舗がぴったりでしょう。

南部の名産地「玉井」産マンゴーの特徴

台湾南部の台南にある「玉井」は、マンゴーの名産地として知られています。
ここで栽培されるマンゴーは、香りが豊かで果肉がとても滑らか。台湾国内でも特に高品質なマンゴーとして評価されています。

玉井産マンゴーの大きな特徴は、日照時間が長く、温暖な気候の中で育てられることです。こうした環境が、果実にしっかりとした甘みとほどよい酸味を与え、濃厚な味わいに仕上がります。収穫期は例年5月頃から始まり、7月ごろに最盛期を迎えます。

かき氷に使用する場合も、玉井産のマンゴーはとろけるような食感と鮮やかな色味が映えるため、見た目の美しさと味のバランスを両立させる素材として重宝されています。

ただし、台北などの都市部で玉井産マンゴーを使っているかどうかは、店頭で明記されていないこともあります。どうしても玉井産にこだわる場合は、産地直送や玉井を特集しているイベント期間を狙うのがよいでしょう。

台北 かき氷の人気は観光客にも浸透

台北のかき氷文化は、いまや地元の人々だけでなく観光客の間にも広く浸透しています。
その背景には、SNSやガイドブックでの露出が増えたこと、そして味と見た目のインパクトが両立していることが挙げられます。

特にマンゴーかき氷は、「台湾スイーツの代名詞」として旅行プランに組み込まれるほどの定番メニューになっています。人気店では日本語メニューを導入していたり、スタッフが簡単な英語や日本語で対応してくれることもあり、言葉の壁を気にせず注文できるのも魅力です。

また、店舗の多くがインスタ映えするビジュアルにこだわっており、写真を通じて情報が拡散されやすい点も人気に拍車をかけています。ふわふわの氷に山盛りのフルーツ、カラフルなトッピングは、見るだけで食欲をそそります。

とはいえ、有名店は観光シーズン中に混雑することも多いため、時間帯や曜日をずらして訪れるのがポイントです。観光客の間で定着したことで、今後も新たなトレンドや個性派の新店が登場することが期待されています。

台北のかき氷の魅力を総まとめ!観光前に知っておきたい15のポイント

  • 台北のかき氷はマンゴーの旬である5〜9月がベストシーズン
  • 特に6〜7月は完熟マンゴーが豊富で甘みも最高潮
  • 人気店「冰讚(ビンザン)」はマンゴーの季節限定で営業
  • 「Snow Bro」は自由にカスタマイズできる新感覚スタイル
  • 「辛発亭」は雪花冰の元祖でミルク氷が看板メニュー
  • 「MR.雪腐」は芸術的な口どけのミルク氷で注目を集める
  • 「撞記」は落ち着いた雰囲気で穴場感を楽しめるローカル店
  • 冬でも食べられる店には「思慕昔」や「百果園」などがある
  • 冷凍マンゴーを使用することでオフシーズンも対応可能
  • 台北かき氷の価格相場は200元前後が目安
  • 台北駅・台北101周辺にも質の高い店舗が点在している
  • 「果園先生 屏南商行」はデパ地下でアクセスが良い
  • 台南・玉井産のマンゴーは香りと食感の良さで高評価
  • SNS映えするビジュアルで観光客の人気が定着
  • 日本語対応や写真付きメニューで外国人でも安心して注文できる